The Songs of Squeeze Revisited
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The Songs of Squeeze Revisited "If I... If I... If I..."
アメリカ盤CD 2011 BSR-10113519
2011年の夏にリリースされたSQUEEZEのトリビュートアルバム。
そのプロジェクトの規模が半端なく、なんとファーストアルバム「SQUEEZE」から「EAST SIDE STORY」までの4枚のアルバムを、複数のアーティストで全曲フルカバーしています。
参加ミュージシャンは比較的若手だと思われます。
半数以上がアメリカのミュージシャンであり、アメリカンイングリッシュで歌われるSQUEEZEメロディが心地よい。
アメリカのミュージシャンに次いではイギリスのミュージシャンが多く、カナダ、スペイン、アルゼンチンや日本からもそれぞれ1〜2曲で参加しています。
聴いた感想ですが、この手のトリビュートものには必ずついて回る「あの曲のアレンジは好きだけど、これはイマイチ好きになれない…」という感覚は当然あります。
しかし、それはあくまで個人的な好みの問題ですし、客観的にみると総じてレベルの高い良質なカバーアルバムとなっています。
誤解のないように述べておきますと、私個人的にはピンとこない曲よりも、好きな曲の方が断然多いです。
ギターフレーズが小気味よく、パワーポップ全開の「Revue」、ラテンムード漂う「Goodbye Girl」、ハードロック調の「Pulling Mussels (From The Shell)」、スローテンポになり、より哀愁が増した「Another Nail In My Heart」、ブラスが入り賑やかになって、まるでThe Beautiful Southのような「Wrong Side Of the Moon」などなど、かなりの秀作があります。
特筆すべきは「COOL FOR CATS」にボーナストラックとして入っている同曲。
こちらは、ミュージカル「CATS」に出てくるフレーズを随所にフィーチャーしており、「CATS」を良く知っていると思わずニンマリです。
全てのSQUEEZEファンが楽しめる内容だと断言します。
内容はもちろん、パッケージにもこだわりがあって見た目にも楽しませてくれます。
ジャケットデザインの素晴らしさについては私の下手な解説は必要ないでしょう。
ぜひ、写真でじっくり見てください。
参加ミュージシャンだけでなく、CD製作者のSQUEEZEに対する情熱が感じられて、手に取ったこちらも嬉しくなってきます。
発売元Burning Sky Records のエグゼクティブ・プロデューサーであるAlan Heaton氏によると、本作はグレン・ティルブルックも大絶賛とのこと。
なお、Alan氏には私の些細な質問にも、丁寧に分かりやすい英語で答えていただき、あるときには参加ミュージシャンの国籍リストまで送っていただいたこともあります。
この場においても感謝の気持ちを述べたいと思います。
Thank you very much for your kindness, Alan !
*本作はAmazonでMP3のダウンロード購入ができますが、1曲150円とかなり割高になります。
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