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SPOT THE DIFFERENCE　スポット・ザ・ディファレンス

【　オリジナル盤リリース　】：2010年8月　
【　プロデュース　】：Andrew J. Jones & Glenn Tilbrook
【　メンバー　】：Glenn Tilbrook、Chris Difford、John Bentley、Stephen Large、Simon Hanson

【　収録曲　】 Disc.1 Another Nail in My Heart Black Coffee in Bed Cool for Cats Goodbye Girl Hourglass Is That Love Labelled With Love Loving You Tonight Pulling Mussels (From the Shell)＿ Slap and Tickle Some Fantastic Place Take Me I'm Yours Tempted Up the Junction

Disc.2 （2010年8月1日のThe Fillmoreでのライブが収められたボーナスディスク） Take Me I'm Yours Annie Get Your Gun Black Coffee In Bed When The Hangover Strikes Loving You Tonight If It's Love It's So Dirty Goodbye Girl Hope Fell Down If I Didn't Love You ＿

【　レビュー　】
前作「5 Live」から２年ぶりにリリースしたセルフカバー集。 ただし、単なるカバーではなく、「オリジナルに忠実なアレンジ」となっているのが特徴。
この忠実カバーの意図として、グレンとクリスはインタビューで彼らの楽曲の版権を持つユニバーサルが曲を自由に使わせてくれないことへの対抗心から作ったものだと明かしている。
アルバムSOME FANTASTIC PLACEでキーボード、ボーカルを担当したポール・キャラックが再び参加している。
なお、タイトルのSPOT THE DIFFERENCEとは”間違い探し”という意味である。スクイーズの意図するところは、「オリジナルと再録を聴き比べて楽しんで」ということだ。
彼らの楽曲が時代を超えた名曲であることを改めて認識することのできる良作といえる。
このCDには、下記のように白いジャケの通常盤と黒いジャケのライブ盤付CDの2種類が存在する。ライブ盤は2010年8月1日のThe Fillmore（サンフランシスコ）でのライブパフォーマンスを収録している。演奏は全盛期を髣髴とさせる素晴らしい内容である。

【　スクイーズ自身によるコメント　】
「今の僕らはスクイーズのバックカタログに対する権利をもっていないんだ。権利を所有しているのはユニヴァーサルなんだけど、向こうはいかなる形においても僕らと関わりをもつことに興味をもってないみたい。そうなってしまうと、僕らは自分たちの昔の作品をどう扱えばいいの？ ってなるよね。 昔の曲をそのまま使えばユニヴァーサルにお金が入ってしまう。だからこの際、別ヴァージョンをつくってしまえと。それがさいしょの動機だね。これを正規盤で出す云々までは当初は考えてなかったんだけど、最終的にこういう形でまとまったんだ」　（グレン：2010年8月Cookie Sceneのインタビューで）

「4年前にアメリカに行ったとき、テレビをつけると僕たちの曲が流れていてとてもびっくりしたんだ。ハイネケンのCMにテンプテッドを使用しているなんて、誰からも聞いていなかったからね。そこで、レコード会社に電話して聞いてみたんだけど、僕たちは楽曲を使用する権利を持ってなくて、どうしようもないことが分かったんだ。だから、それらの権利を取り戻すべくスタジオに戻って再レコーディングしたんだ」　（クリス：2010年7月Orange County Registerのインタビューで）

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ＥＵ盤ＣＤ　2010 LVRCD002

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ＥＵ盤ＣＤ　2010 LVRCD003

・上記の通常盤から約2ヶ月遅れでリリースされた限定2枚組CD。通常盤に加えて、2010年The Fillmoreでのライブ盤付
・カタログナンバーは通常盤が「LVRCD002」、限定盤が「LVRCD003」、では「LVRCD001」は何かというと…「FIVE LIVE」である

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ＥＵ盤ＣＤＲ　2010 LVRCD002

・正規盤のジャケットをカラーコピーしたものと内容をそのままコピーしたＣＤＲがセットになったプロモ盤