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レコードの本当の顔　－レーベル面－

レコードコレクションを語るとき、どうしても外見のジャケットに関心が向きがちです。
なるほど、黒い地味なレコード盤を華やかに包んでくれる、文字通りの”ジャケット”。
ピクチャースリーブなどと呼ばれる絵の描かれたジャケットは確かに眺めていて楽しいものです。

しかし、ちょっと待ってください。その「黒い地味なレコード盤」は単なる真っ黒な円盤でしょうか？
真ん中に丸いレーベルが貼り付けられているではありませんか。
ジャケットほどは華やかではないかもしれませんが、視覚的に私たちにレコードの情報を提供してくれる大切な部分です。ぜひ注目してみましょう。

そんなレーベルをじっと眺めていると、こう語りかけてくるような気がします。

「　ジャケットがどうした。俺こそがレコードの本当の顔なんだぞ　」　と…。

ここでは、あの名曲「ANOTHER NAIL IN MY HEART」の各国盤をご紹介します。
ただし、ジャケットはすべて脱ぎ去っています。「レコードの本当の顔」であるレーベルをお楽しみください。

すべて同じ曲ですが、１枚として同じものはありません。
基本的にはA&Mレコードのロゴをベースにしたレーベルデザインなのですが、各国ごとの微妙な違いを比べてみていただければと思います。

いつも何気なく聴いているこの名曲も、レーベルを眺めながら聴いていると音がちょっとだけ違って聴こえてくる…かもしれません。

↓　画像をクリックすると拡大してみることができます。せっかくなので、じっくりと各国盤のレーベル面のディテールを味わってみてください。　