THE KNOWLEDGE
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THE KNOWLEDGE ザ・ナレッジ

【 オリジナル盤リリース 】:2017年10月(アナログ盤は2018年1月)
【 プロデュース 】:Glenn Tilbrook、Andrew Jones、Laurie Lathem
【 メンバー 】:Glenn Tilbrook、Chris Difford、Stephen Large、Simon Hanson、Yolanda Charles、Steve Smith、Melvin Duffy
【 収録曲 】
CD
Innocence In Paradise_
Patchouli
A&E
Every Story
Rough Ride
Departure Lounge
Final Score
Please Be Upstanding
The Ones
Albatross
Elmers End
Two Forks




ANALOG
Disc.1
Innocence In Paradise
Patchouli
A&E
Every Story
Rough Ride
Departure Lounge

Disc.2
Final Score
Please Be Upstanding
The Ones
Albatross
Elmers End
Two Forks

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【 レビュー 】
2015年の「CRADLE TO THE GRAVE」以来、2年ぶりにリリースされた2007年の再々結成後2枚目のオリジナルアルバム
前作から一部のメンバーが変更となっている。ベースはLucy Shawに替わってPaul WellerやEric Claptonのセッションミュージシャンを務めた経験のあるYolanda Charles、また、英国のハウスグループDirty VegasのリードシンガーSteve Smithがパーカッション、ボーカル、ギターで参加している。なお、同年に行われた英国、米国ツアー、翌年の豪州ツアーもレコーディングのメンバーで行われているが、Melvin Duffyは参加していない
ジャケットデザインは、毎度お馴染み英国のデザイナーグループ「STYLOROUGE」が手掛けている
本国イギリスからは、Innocence In ParadiseとPatchouliがシングルカットされている
サウンドの特徴はポップをベースにしつつもオペラチックなコーラスあり、子供コーラスあり、ジャジーなインストあり、またサックスやトランペットを用いた楽曲もありと、前作よりバリエーション豊かになっており、新境地を目指したといえる

【 スクイーズ自身によるコメント 】
「2017年に今までの最高傑作を届けることができるなんて、こんなに嬉しいことはないよ」 (グレン:スクイーズ公式プレスリリース)

「このアルバムを聴き直すと、まだ僕たちはお互いにソングライターとしての愛を持っているんだなと感じることができる。いくつもの旅をしてきたし、この先もずっと続いていくことを望んでいるよ」 (クリス:スクイーズ公式プレスリリース)




イギリス CD 2017 LVRCD004

・正方形の折りたたみカードケースにCDと歌詞カードが収められている。ただ、ケースのサイズに対して割合的に写真や文字が小さく、LPサイズのジャケを無理矢理CDサイズに縮小したような感じになっているのが残念。また、ケース自体も透明なCD収納袋等に入れなければ見開きで開いた状態になり、収まりが悪いのも残念
・CDの音質が非常に良い。前作のCRADLE TO THE GRAVEと比較すると、その違いは顕著である



イギリス アナログ盤 2018 LVRLP004

・CDより3ヶ月遅れてリリースされたアナログ盤。前作と違ってCDとアナログでジャケデザインの違い等はなく、ジャケ裏の曲目クレジットのレイアウトが違うのみで、ほぼCDをLPサイズに拡大しただけといえる。しかし、デザインの細かい部分が見づらいCDジャケと比較するとより見やすく、完全にLPのほうに分がある
・前作と同じくゲートフォールドジャケでLP2枚組となっているが、ボーナストラックはない。また、前作には付属していたデジタル音源をダウンロードできるコード付きのカードは封入されていない
・このLPの最大の特徴は回転数が一般的なシングル盤と同じ45rpmとなっていることである。しかし、レーベルには「33 1/3rpm」とあり、プリントミスになっている
・アナログ盤は当初CDとほぼ同時にリリースされる予定だったが、何らかの事情で3ヶ月も遅れることになった。その理由として、これは完全に個人的な推測だが、当初は33回転でのリリースを予定していたが(おそらく既にプレスしていた)、音質を重視して急遽45回転に変更することとなったためではないだろうか?実際、音溝部分に掘られたマトリクスナンバー(枝番)は、例えばA面の場合「108322-A-2」と、ABCD全ての面で最後が「2」になっている。33回転でプレスした「1」と差し替えたとするのは考えすぎか?
・上記の回転数表記ミスは、その際に訂正するのを忘れてしまったか、コストを考慮してあえて直さなかったのかもしれない。もちろん単なるケアレスミスの可能性もある。ちなみに、リリース年も2017年のままである
・音質は非常に良い。もともとこの作品はCDも音質は非常に良いが、聞き比べると高中低音のすべてがCDをはるかに上回る音質の深みがある。これはひとえに45回転、かつ片面に3曲のみ収録という、ほとんど12インチシングルのような仕様のなせる技だろう




・アルバム販促用のポスター(51cm×70cm)とメンバーのサイン入りセットリスト。オフィシャルショップでアルバムを購入する際、限定でセットリストとのセット商品を購入することができた。なお、全てのセットリストにメンバー全員のサインが入っているわけではなかった模様


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