DIFFORD & TILBROOK
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DIFFORD & TILBROOK ディフォード & ティルブルック

【 オリジナル盤リリース 】:1984年7月 
【 プロデュース 】:Tony Visconti ("Tears For Attention"はE.T.Thorngren、Difford&Tilbrook)
【 メンバー 】:Glenn Tilbrook、Chris Difford、Keith Wilkinson、Debbie Bishop、Andy Duncan、Guy Fletcher、Larry Tollfree
【 収録曲 】
Action Speaks Faster
Love's Crashing Waves
Picking Up The Pieces
On My Mind Tonight
Man For All Seasons
Hope Fell Down
Wagon Train
You Can't Hurt The Girl
Tears For Attention
The Apple Tree

【 レビュー 】
1982年に一時解散してしまったスクイーズであるが、グレンとクリスのコンビ関係は続いており、1984年にDifford & Tilbrook名義でアルバムをリリースした。
スタジオミュージシャンをバックにして作られた作品で、スクイーズ時代の作品と比較すると全体的に綿密なサウンドとなっている。
しかし、スクイーズ時代のソングライティングの手法がそのまま継承されていることや、後年のライブでは本作品の曲をスクイーズのステージで披露したりするなど、事実上スクイーズの作品ともいえる。
本国イギリスからは、Love's Crashing WavesとHope Fell Downの2曲がシングルリリースされている。

【 スクイーズ自身によるコメント 】
「スクイーズの最後の1年間というもの、クリスも僕もそれまでやってきたことにちょっとばかり幻滅しちゃってたんだ。バンドの全メンバーによる"委員会"がうるさくて、全員で合意できる音楽のスタイルが非常に限られるようになってしまったんだ。そこでスクイーズでやるよりディフォード&ティルブルックでということになった。だから両者にははっきりした違いがあって当然なんだよね」 (グレン:1984年日本盤LPのライナーノーツ)

「この作品では大きな財産として、ベースのキース・ウィルキンソンと出会えたことだね。素晴らしいプレーヤーだ。次に何か作るときには絶対彼とやりたいって思っていて、それが実際次のスクイーズの作品で実現するんだけど、それがあってスクイーズが立ち直ったところもあるんだ」 (クリス:THE DIG 97年5月号)




イギリス盤 1984 AMLX64985



オランダ盤 1984 AMLX64985

・ジャケットのデザインは細かいところを除けばイギリス盤とほぼ同じ。質感はイギリス盤がつや消しとなっているが、オランダ盤はニス塗り仕上げである
・イギリス盤と同じく写真、歌詞付のインナースリーブが付属しているが、しっかりした作りのイギリス盤と比較して若干ペラペラ感がある



日本盤 1984 AMP-28104

・これまでのSQUEEZEアルバムと同様にアルファレコードよりリリース。定価2800円
・帯には「82年末惜しまれながら解散したグッド・センス・バンド”スクイーズ”からディフォード&ディルブルックが誕生した。研ぎ澄まされた才能と新しいアイディアが見事に融合した世界のミュージシャン注目のエポック・メイキングなアルバム。」と書かれてある。(原文のまま。誤字あり。「ディルブルック」って…)また、「全米ヒット・アルバム」とも書かれてある
・また、同じく帯の裏面には過去にアルファレコードから発売されたSQUEEZEの3枚のアルバムディスコグラフィーが載っているが、「甘い誘惑」が「甘い誘或」と誤記されている。東南アジアの怪しい海賊版じゃないのだから…
・北中リラックス正和氏による解説と歌詞(対訳あり)付き (1984年7月)


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