CRADLE TO THE GRAVE
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CRADLE TO THE GRAVE クレイドル・トゥー・ザ・グレイブ

【 オリジナル盤リリース 】:2015年10月(プレリリースは8月28日) 
【 プロデュース 】:Laurie Lathem、Glenn Tilbrook
【 メンバー 】:Glenn Tilbrook、Chris Difford、Lucy Shaw(John Bentley)、Stephen Large、Simon Hanson
【 収録曲 】
CD
Cradle to the Grave
Nirvana
Beautiful Game
Happy Days
Open
Only 15
Top of the Form
Sunny
Haywire
Honeytrap
Everything
Snap, Crackle and Pop_








ANALOG
Disc.1
Cradle To The Grave
Nirvana
Beautiful Game
Happy Days
Open
Only 15
Top Of The Form
Sunny

Disc.2
Haywire
Honeytrap
Everything
Snap, Crackle and Pop
Hanging Around *
Harper Valley PTA *
Strange Effect *
I Don't Wanna Grow Up * (*アナログ盤のボーナストラック)

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【 レビュー 】
オリジナルアルバムとしては1998年の「DOMINO」以来、実に17年ぶりにリリースされた作品。
2015年秋にBBCで放映された英国の脚本家Danny BakerによるCradle to Graveという短編コメディドラマのサウンドトラックとしてリリースされた。
当初ベースはJohn Bentleyだったが、途中で脱退したため急遽グレンのソロバンド「フラッファーズ」のベーシストLucy Shawが加入してレコーディングを終えている。
本国イギリスからは、Happy Days、Cradle to the Grave、Nirvanaがシングルカットされている。

1985年の「COSI FAN TUTTI FRUTTI」を手がけたローリー・レイサムとグレンの共同プロデュースとなっている。
リリース前から物議をかもしたジャケットデザインは、スクイーズを始めとして数多くのジャケットデザインを手がけてきた英国のデザイナー集団「STYLOROUGE」

*ジャケットについてはコラムとしてまとめましたのでご覧下さい → Cradle To The Graveのジャケットデザイン


【 スクイーズ自身によるコメント 】
「僕は台本を読んでダニーに連絡を取った。そして君の物語をもとにして何か一緒にできると思ったと伝えた。ダニーは既に共作者のジェフ・ロープにストーリーのテレビシリーズ化について話をしていて完全に意気投合していた。ダニーとジェフはどちらも僕の提案を気に入ってくれて、そこからはトントン拍子さ」 (グレン:MUSIC NEWS.com 2015年8月 その他)

「(このアルバムは)今まで僕らが作ってきた中で最もまとまりのあるスクイーズのレコードだ。サウンドはバンドそのものを表しているのさ」 (クリス:英国UNCUT誌 2015年10月号)

「Cradle To The Graveという曲に関しては僕たちが今までやらなかったようなことを試みたんだ。僕が向こうでピアノを弾いているときにクリスは椅子に座って聴いていたり。本当にコミュニケーションが取れていた。僕は作詞の手助けをしたりなんかしてね。より共同的な作業が始まったんだ」 (グレン:英国UNCUT誌 2015年10月号)




イギリス 限定1000枚プレオーダーCD 2015 CDV 3140 (00602547521491)

・厚紙折りたたみ式のケースに収められており、10ページの歌詞付ブックレットが封入されている
・この限定盤にはツアーポスターをモチーフにしたカードも封入されており、シリアルナンバーが印字されてある。ただし、1000以上の数字も確認されており、必ずしも1〜1000の通し番号ではない可能性もある
・CD自体はドイツでプレスされているが、総合的に考えて英国でのリリースと考えられることからここではイギリス盤としてある。EU盤と言えなくもないが、EU盤やイギリス盤の定義が明確でなくカタログ表記として難しい面がある




左:プレオーダー盤 右:通常盤
イギリス CD 2015 CDV 3140 (00602547521477)

・上記限定盤から約1ヵ月後にリリースされた通常盤。限定盤と比較してジャケやブックレット等のデザインは基本的に同じ仕様となっているが、以下の点が異なっている
・シリアルナンバー入りカードが封入されていない
・カタログ番号はどちらも同じく「CDV 3140」であるが、その後に続く14桁の番号の末尾2桁が違っている。プレオーダー分の番号の方が数字が大きいことについては、私の推測では通常盤の番号が決定された後に急遽プレオーダーの販売が決まり、その際に改めてプレオーダー分の番号が割り当てられたからではないかと考えている
・ジャケはどちらも同じ紙ジャケ仕様であるが、ジャケの紙質がプレオーダー分はつや消しなのに対して通常盤はつやのある仕上がりとなっており、両者を並べて比較したときの印象が若干違っている。またブックレットもそれぞれつや消し、つや有りの印刷となっている
・CD盤も若干の違いがある。プレオーダー盤は比較的落ち着きのある色合いなのに対し、通常盤は全体的に印刷面の色合いが濃く若干メタリックとなっている
・なお、カタログ番号には明確な違いが認められたが、色合いの違い等については単なるプレス時期、場所による違いだけかもしれない



イギリス アナログ盤 2015 V 3140 (00602547521545)

・通常盤CDと同時にアナログ盤もリリースされた。ゲートフォールド(見開きジャケ)の2枚組で各面に4曲ずつ合計16曲が収められており、CDの12曲に加えてアナログ盤では4曲のカバー曲がボーナストラックとして収録されている。なお、カバー曲はスタジオライブバージョンである
・CDはジャケットの色がブルーなのに対し、アナログ盤はオレンジを基調とした色合いとなっている
・また、やや横長のCDジャケと比較して正方形に近いアナログ盤のジャケでは色合い以外にも多少のデザイン修正がなされている。具体的には左右両サイドのLOVEレコードのロゴや花を思った手などの絵がアナログ盤ジャケではCDジャケよりも中央寄りに配置されている
・レコード盤と共にダウンロードコードの記載されたカードが同梱されており、専用サイトでアルバムのデジタルファイルをダウンロードすることができる
・1面に4曲収録と一般的なアナログレコードよりも音溝に多くの情報量をプレスすることができるためか、音質がCDよりも格段に良くなっている
・インナースリーブは概ねCDのブックレットと同じデザインであるが、一部CDブックレットにはないデザインの箇所もあり視覚的にも楽しませてくれる



Simon Hanson signed framed drumsticks

・CRADLE TO THE GRAVEのレコーディングでサイモン・ハンソンが使用したドラムスティック。サイモンのオフィシャルサイトにて5セット限定で販売された
・サイモン本人による証明書付き。フレーム内には証明書と同内容のプレートとアルバムのプロモCDが収められている


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